「テクノストラクチャー」
テクノストラクチャーについて
木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高強度オリジナル接合金具を使用し、さらに構造計算や耐震実験など、最先端の技術を導入した「パナソニック耐震住宅工法 テクノストラクチャー」。 「木か鉄か」という選択肢では得られない、木造と鉄骨造の両方のメリットを活かした「第三の工法」です。
テクノビーム
軽量H形鋼を芯材に上下を木(集成材)で挟んだサンドイッチ構造の梁。住まいの構造のなかでも最も重荷を受ける梁の強度を高めることで、住まい全体の強度を高めることにつながります。
強靭なオリジナル接合金具
主要構造部の接合に、オリジナルの接合金具を使用することにより木材の切り欠きを最小限にし、接合部の安定した強度を発揮しています。
緻密な構造計算
パナソニック独自の厳しい基準により、法律で定められている水準を大きく上回る、緻密な構造計算を一棟一棟すべての住宅で実施しています。
主要部材となるテクノビームは、充分に乾燥させた集成材と鉄骨を一体に接合した部材。邸別の工場生産体制の下、加工・品質管理されますので、常に安定した高品質の部材を提供することができます。
豪雪地帯に指定される青森の住まいづくりは、積雪量や雪質を考慮した「雪に強い住まい」が必要です。無落雪屋根住宅は雪下ろしの手間を省く住宅ですが、 設計荷重を超えた場合は、建物に大きな負荷が加わることになり、梁がたわんで建具がスムーズに開閉しなくなる等、生活に支障を起こすおそれがあるため、雪下ろしが必要となります。 例えば、青森市の垂直積雪量は180cm以上、40坪の総2階建・無落雪屋根住宅の場合を試算してみると、屋根の雪の重さは約35トン(大型ダンプ約3台分)になります。 テクノストラクチャー工法では、家を支える大切な梁に木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用。 積雪による長期に渡る上からの荷重にも「たわみ」がほとんど進行しませんので、雪下ろしの必要がありません。
従来の木造軸組み工法の継手・仕口部分をあご掛け金具、ほぞパイプなどの金具に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する金物接合工法は、木材の削り取りによる欠損部分を最小限に抑えながらしっかりと軸組を固定するため、きわめて耐震性に優れています。金物接合工法は在来工法に比べて次のような特徴があります。
- 木材の加工欠損が少なく耐力が大幅にアップ。
- 寸法精度の向上。
- 木材を落とし込んでピンを打つ簡単施工により作業性が向上。
- プレカットとの併用で構造材の完全部材化が可能で、
施工の合理化に貢献。